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公開日: 約1分

アクセシビリティ検査を CI に組み込む

axe 系の自動検査で拾えるのは全体の三〜五割と言われる。それでも CI に入れる価値がある理由と、誤検知と付き合う運用の工夫。

アクセシビリティの自動検査は万能ではない。axe 系エンジンで機械的に拾えるのは問題全体の三〜五割というのが通説で、残りは人の目と操作でしか見つからない。それでも CI に組み込む価値は十分にあった。

自動検査が得意なもの

コントラスト比・alt の欠落・ランドマークの重複・フォーム要素のラベル欠けといった「規則に落ちる問題」は、自動検査が人間より速く正確に見つける。とくにコントラストは、配色トークンを一箇所変えただけで複数ページに波及するので、回帰検知として CI 向きだ。

運用の工夫

  • 検査対象はテンプレートの代表ページ(トップ・記事・検索)に絞り、全ページ走査はしない
  • 「新規違反ゼロ」を合格条件にし、既知の保留は明示的な許容リストで管理する
  • 誤検知を黙殺せず、許容リストに理由コメントを付けて残す

人の目に残すもの

キーボード操作の順序、スクリーンリーダーでの読み上げの自然さ、拡大時のレイアウトは自動化できていない。これらは「リリース前チェックリスト」として別に持ち、CI の緑と混同しないようにしている。

まとめ

自動検査は「アクセシブルであること」の証明ではなく、「明白な回帰を早く知る」装置と割り切る。その割り切りをチームの共通認識にできれば、CI の緑を過信する事故も防げる。